葬儀や埋葬の形態が多様化していくなかで、「より自分らしい葬儀を」「個人としての自分の気持ちが反映された埋葬方法を」と考える人も増えてきました。
ただ、公的な面を持つ葬儀や埋葬のかたちもまた、これらと共存しています。葬儀の面から取り上げれば「社葬」がそれにあたりますし、埋葬の面から取り上げれば「会社墓」がそれにあたります。
ここではこの「会社墓」を取り上げ、その意味や建てるメリットについて解説していきます。
【樹木葬墓地】
近年では、お墓や葬儀に対する考え方が多様化しています。 また、少子高齢化の進行により、お墓を継承できなくなるケースも珍しくありません。そのため、従来とは違うさまざまな埋葬形態が注目されるようになりました。そ […]
近年、新しいお墓の形として樹木葬墓地が注目されています。 お墓の購入でネックとなる高額な墓石を不要とし、樹木をシンボルとした自然に近いお墓である点等が人気の理由です。 真駒内滝野 […]
昨今、特に注目されるお墓に樹木葬という形があります。 樹木葬墓地とは、高額な墓石を使用せず、その代わりに自然の象徴である樹木をシンボルとしたお墓の事です。 日本最大級のお墓ポータルサイト「いい […]
納骨方法の多様化が進み、その中でも最も自然に近い形の納骨方法と考えられているのが、樹木をシンボルとするお墓『樹木葬』です。 後継者を必要としないところも多く、高額な墓石を使う一般墓と比較して、費用面でも負担の少ない樹木葬 […]
前回はお墓に代わる供養の方法として【お墓以外に増える納骨先の選択肢|故人の遺志と家族形態で考える】で納骨堂や永代供養墓などをご紹介しました。 今回は特に散骨や樹木葬、海洋葬など特に自然と密接に絡む供養の方法を中心に触れた […]
【永代供養墓】
おひとりさまが終活をするうえで特に気をつけたいのが、お墓探しです。 自分亡き後、お墓を受け継いでくれる身内がいないため、継承不要なお墓を選ぶ必要があります。 屋外型永代供養墓や、納骨堂、樹木葬 […]
日本のお墓といえば、お寺の管理する墓地に作り、代々受け継いでいくのが一般的でした。 しかしこの形式は、お墓の後継者がいない場合に、お墓が無縁墓になってしまうリスクがあります。 そのような時の対 […]
約130万人が暮らす埼玉県の県庁所在地さいたま市。 東京都心へのアクセスも良く、地方から移り住んで定住した人も多く、人口が増加傾向のさいたま市は、今後は墓地が不足していく可能性も考えられます。 […]
【お墓の探し方】
新型コロナウィルス(COVID-19、以下「コロナ」と表記)はいまだ世界各国で猛威をふるっています。コロナが流行する前と後では、世界の在り方そのものが変わるといわれています。 お墓探しもまた、このコロナの影 […]
「身内に突然の不幸があり、お墓の必要性に迫られているが、肝心のお金が無くお墓が買えない・・」 「身寄りのない親族の遺骨を引き取ることになったが、同じお墓に納骨できないので、出来るだけお金をかけずに納骨先を探したい・・」 […]
弔いのかたちが多様化したこと、そして少子化傾向にあることから、従来の「最後の住処として、お墓を選ぶ」という選択肢は見直されつつあります。 今回は、この「お墓の役割と必要性」について見ていきます。   […]
これからお墓を購入しようと考えている方にとって、他の人達はどのような状況でお墓を購入するに至ったかという経緯を知りたいものかと思います。 今回は、著者が石材店営業として対応させていただいたお客様で、特に多か […]
昨今、流行の兆しを見せる自らの死に向けての準備である「終活」。 自分にもしもの事が有った際に残された家族・親戚、特に子供に迷惑をかけたくないという親心が終活の背景にあります。 終活の主な内容と […]
東京都港区お墓探しに専門家がリサーチ 墓地と一口に言っても『公営霊園』『民営霊園』『寺院墓地』『共同墓地』と大きく分けて四つの形態があり、墓地によって宗派等の制限があったり、永代使用料や管理料が異なります。 また、墓石に […]
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【墓地カテゴリー記事一覧】
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このたびは、港区南青山にある青山梅窓院墓苑をご紹介します。 江戸時代、徳川家の家臣であった青山家の菩提寺として建立された、歴史と格式あるお寺です。 このようにご紹介すれば、きっと「墓地の値段は、さぞ高いのだろう」と思われ […]
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茨城県日立市の公営墓地【日立市東平霊園】が平成30年1月現在、新規墓所使用者を募集しています。 市営墓地では珍しく市内在住の方以外でも申し込み可能で、日立市民はもちろん、遠方に住んでいるが日立市に縁がある方が申し込む事が […]
平成30年3月5日から北海道江別市で宗旨宗派不問の市営墓地やすらぎ苑の新規墓所使用者の申込受付がはじまります。 募集内容の詳細を市役所の情報を元にまとめていますので、申し込みを検討している方は是非参考にしてください。
平成30年に京都市で宗旨宗派不問の市営墓地使用者の追加募集があります。 募集内容の詳細をまとめましたので、これからお考えの方はぜひ参考にしてください。
いまやペットは家族の一員という時代。我が子のように可愛いがっておられる方も多いでしょう。しかし、動物の命は長くありません。 いつかはお別れする時がやってきます。その時、愛するペットをどのように葬るのか、考え […]
死後、埋葬される時は誰と一緒に納骨されると想像されますか?ご先祖様?家族?もしくは永代供養墓などに合祀?つい数年前まではそれが常識でした。 しかし、最近「墓友(はかとも)」というスタイルで納骨を希望される方 […]
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「人は亡くなると、お墓に納骨される。」 つい数年前までの常識として語られてきたことが、現在では趣味・嗜好の多様化に伴い、大きく変化しました。 私自身も石材店で勤務していた当時、お施主さんのお墓探しに携わる中で、ただ昔から […]
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葬儀や埋葬の形態が多様化していくなかで、「より自分らしい葬儀を」「個人としての自分の気持ちが反映された埋葬方法を」と考える人も増えてきました。
ただ、公的な面を持つ葬儀や埋葬のかたちもまた、これらと共存しています。葬儀の面から取り上げれば「社葬」がそれにあたりますし、埋葬の面から取り上げれば「会社墓」がそれにあたります。
ここではこの「会社墓」を取り上げ、その意味や建てるメリットについて解説していきます。
相続税は亡くなった人の財産を対象に課される税金ですが、お墓は相続税のかからない非課税財産です。
生前にお墓を購入しておくだけで相続税を節税することができますが、いくつか注意点もあります。
こちらの記事では、相続税の非課税財産の種類と、お墓を生前に購入しておくことで相続税をどの程度節税できるのかをご紹介します。
お墓探しをしている人は、霊園や石材店のチラシに「墓石代20万円より」などと書いてあると、「安いかも」と飛びついてしまいがちです。しかし、お墓の値段は、墓石代だけではありません。一般にはなかなか知られていないお墓の値段と費用相場、お墓の値段が決まる要素について解説します。
お墓の値段の内訳は、以下の3つで構成されています。
契約する墓地区画を、永代に墓地として使用するための料金です。墓地を購入するときは、区画を不動産として購入するわけではありません。永代供養料を支払うことで、墓地として使用する許可を得ることができるのです。
例えば、公営墓地の募集要項にある金額はこの永代使用料と管理費とを指しており、墓石代は入っていません。公営墓地に当選した人は、墓石を建立するための費用を別途石材店に支払うことになります。
なお、永代使用料を支払っても土地の所有権を得るわけではないので、誰かに区画を転売したり、墓地ではなく駐車場にするなど別の用途で活用したりすることはできません。
墓石を建てるための費用です。墓石そのものの価格のほか、工事費用が含まれています。石材店によっては、墓石代と工事費用を別々に請求するところもあります。
契約後、年ごとに支払う管理費用です。お墓の承継者が、毎年霊園や寺院に納めます。
チラシやパンフレットに書かれている「墓石代□□円」「○○型墓地△△円」という数字は、永代使用料や墓地管理費を抜いた価格であることが少なくありません。また、通常「お墓の価格」といえば、永代使用料に墓石代をプラスしたもので、墓地管理費はカウントされていません。
お墓の構成要素を確認したところで、お墓の費用相場をご案内します。内訳ごとの費用相場は、以下の通りです。
50万円から100万円ほどです。都市部に近くなるほど費用が高くなる傾向にあります。
50万円から120万円ほどです。この墓石代には、石材費のほか工事費用、加工費用、彫刻費用なども含みます。
5000円から2万円ほどです。古刹名刹になるほど管理費がアップする傾向にあります。
永代使用料と墓石代を合わせた初期費用の相場は、100万円から220万円ということになります。この初期費用の全国平均値は、160万円程度です。
お墓の値段はさまざまな要素で変わってきますが、金額が変動する主な要素が7つがあります。
お墓の価格差として地域によって大きな差がでるのが、墓地の立地による永代使用料の違いです。
地方の過疎化が進む地域では、草むしりが大変そうな広い墓地でも永代使用料が数万円という墓地も珍しくありません。かたや都心部では一平米に満たない小さな墓所でも数百万円の永代使用料が必要な墓地もあります。
区画が広いほど、永代使用料が高くなります。2区画ぶんを購入し、2倍の永代使用料を支払う人もいます。
また、区画が広ければ、お墓を建てるための地盤をつくる基礎工事の金額も高くなります。基礎工事がおろそかになると、墓石が傾いたり倒壊したりといったトラブルに巻き込まれやすくなります。墓地には、しっかりとした基礎工事が必要です。
関連記事:お墓の基礎工事と費用相場&種類と工程
墓石に使う石材の価格が高いほど、お墓の値段は高くなります。石材の値段は、産地や品質によって変動します。最高級の墓石材として庵治(あじ)石が知られており、安価な石材と比べると10倍の金額にもなることがあります。
ただ、高い石が良い石とも限りません。石材店で扱われている石材なら、どんなものであっても墓石としての耐久性はクリアしています。価格にこだわるよりも、色味や風合い、デザインに合った石材かどうかを総合的に見て、気に入ったものを選ぶのが良いでしょう。お墓を建てる地域で採掘される石材を使う人もいます。
関連記事:墓石の種類と選び方|価格が高い理由を知り失敗しない方法
小さい墓石よりも、大きい墓石の方が、使う石材の量が多くなります。使われる石材の量に従って、墓石の値段は高くなります。一般的に、伝統的な和型墓石の方が、プレート式の洋型墓石よりも墓石の使用量が多く、値段が高くなりがちです。
石材を使うのは「○○家之墓」などと書かれた墓石だけではありません。墓石の隣に置かれ、埋葬されている人の戒名や没年月日を刻み込む墓碑や、灯籠、卒塔婆立て、外柵などにも石材を使います。墓石以外に立てるものが多いほど、またそれらが大きいほど値段は高くなります。
狭い階段を上った先にある区画や車が入れない道の奥まったところにあるなど、工事がしづらい場所にある墓地は、一般的な墓地より工事費用がかさみます。
一般的なデザインの墓石よりも、デザイナーが関わっている墓石やオーダーメイドの墓石の方が、値段が高くなります。
以上、お墓の値段と費用相場について解説しました。お墓を検討する際は、墓石や永代使用料だけを見るのではなく、トータルの金額を確認するようにしましょう。チラシやHPの記載だけでは分かりづらい場合は、直接問い合わせるのが大事です。
関連記事:お墓を相場値段より安く購入する方法と3つの墓地タイプ
最近では檀家離れが進み、「新しくお墓を建てるなら、寺院墓地ではなく霊園がよい」と感じる人が多いようです。檀家になるとお寺とのお付き合いが始まるので、それを負担に思ってのことでしょう。しかし、寺院墓地にお墓を建て檀家になると、なにものにも代えがたいメリットがあります。檀家になるとはどのようなことか、メリットは何かについて解説します。
寺院の檀家になることを避けたいと考えている人は、以下のようなことを「不安、煩わしい」と思っているのではないでしょうか。しかし、ご心配には及ばないケースもありますし、デメリットばかりではなく、メリットもあります。
檀家になると、その寺院の宗派に則った葬儀や法要を行うことになります。そして、葬儀や法要を行ったら、そのたびにお布施を納めます。「数十万円といわれるお布施を葬儀のたびに納めるのは難しい」という理由で、檀家を避けるのは頷けます。
しかし、民間霊園にお墓を建てて納骨のための法要を行う場合も、無宗教を希望する人でない限りは、葬儀社や石材店から僧侶を手配してもらい、読経してもらいます。その後も、一周忌、三回忌などといった法要を行えば僧侶の手配が必要ですし、お布施が発生します。もしかしたら、来てくれる僧侶がそのつど違うかもしれません。
同じようにお布施を納めるなら、自分の寺院の大切な檀家と思い、心を込めて読経してくれ、接してくれる菩提寺の方がよいのではないでしょうか。
寺院墓地にお墓を設けると、一般的にはお墓の承継者がお墓参りをし、区画内の清掃や草むしりをします。自宅からのアクセスが悪いと、しっかり管理ができません。「護持費」などという名前の年間管理料が発生することもあります。自分のためにお墓がほしい人の中には、「子世代に管理やお金で迷惑はかけられない」と考える人もいるでしょう。
しかし最近では、承継者不足によりお墓が継続できなくなったら、その時点で永代供養を相談できる寺院が多く見られます。永代供養とは、承継者ではなくお墓の管理者が永続的に管理や供養を行ってくれる仕組みのことです。永代供養に切り替えたら、護持費も必要なくなります。あらかじめ10~20年ほどお墓の利用期間を設け、期間が終了したら骨壺を取り出して合祀墓へ納骨するなどといった、永代供養つきのお墓を手がける寺院もあります。
檀家はお墓を守ってもらう代わりに、経済的に寺院を支えます。よって寺院のどこかに修繕が生じ、檀家から預かる護持費やお布施では足りない場合、寄付が必要になります。檀家総代や世話人などから「一口○○円で寄付をお願いしたい」と相談されることもあるでしょう。
しかし、自らが寄進したお金を使って改築された寺院を目の当たりにすると、愛着と誇りが湧いてくるものです。檀家がお金を出し合い、菩提寺に現代的な法要ホールを建設するケースも各地で見られます。檀家の力で、寺院が、法要が、お墓参りがより便利に、居心地の良い空間になるのです。
寺院によっては、檀家が集まって仏具を磨いたり、墓地の草むしりをしたりする行事があります。行事の後に会食を伴うこともあり、人付き合いが苦手な人はこの檀家づきあいを煩わしいと感じることでしょう。
しかし、檀家の密な付き合いを「煩わしい」と感じているのは、新規で檀家になる人だけではありません。従来の檀家においても、代替わりがおこるなどで負担を感じてきている人は少なくないでしょう。コロナ禍の影響もあり、「清掃が終わったら会食せずに帰る」など方針替えを行うケースが見られます。
寺院墓地に比べ、宗教色がなく檀家になる必要のない民営霊園は魅力的に見えますが、実は落とし穴があります。それは、「永続性の不安」という落とし穴です。
霊園にお墓を設け、永代供養にしてもらったとしても、霊園の管理業者がずっと安泰とは限りません。もしかしたら倒産し、管理業者が変わってしまったり、引き継ぐ業者が現れないままになってしまったりする可能性があります。そうなれば、霊園は荒れてしまいます。
もしかしたら、霊園自体が閉鎖となってしまうかもしれません。そうなれば、承継者のいない遺骨はどうなるのでしょうか?新たな管理業者や受け入れ先の霊園がいつまでも見つからないと、遺骨が放置されてしまうといった事態になりかねません。
霊園にお墓を建てたいと思ったら、管理業者の安定性や信頼性をしっかり調べてから契約する必要があるといえるでしょう。
檀家になると、以下の8つのメリットがあります。
日本には、200年、300年と続いている寺院がたくさんあります。江戸時代どころか、室町時代や鎌倉時代に開基した寺院が自宅のそばにあることも、珍しくありません。長く檀家のお墓を守ってきた寺院の仲間入りを果たすことで、永続的な供養が約束されます。またとない安心感を得られるでしょう。古刹の檀家になることで得られるステータスも見逃せません。
寺院墓地であれば、ご住職が常にそばにいてくれます。墓地の草木を管理する専任業者を雇っていたり、ご住職自ら墓地の手入れを行ったりする寺院が少なくありません。台風で墓石が倒壊したなどのトラブルがあったときにも、すぐに知らせてもらえて安心です。
葬儀を始め、四十九日法要や初盆の迎え方など、仏事は慣れないことばかり。檀家になれば、仏事で「どうするのが正解だろう?」と悩んだとき、いつでもご住職に相談できます。周りに尋ねたり、マナーの本などに頼ったりするよりも確実です。急な葬儀のときにも、依頼するお寺を探す手間が省けます。
人が亡くなると、節目の年に年忌法要を行います。年忌法要は毎年行われるわけではなく、一周忌が終わったら次の年に三回忌(3年目ではなく2年目に行います)、次は七回忌、十三回忌と、年数計算が複雑になります。「父親が亡くなった3年後に、母親が亡くなった」などご先祖が増えていくと、毎年「今年は誰の何回忌だった?」と指折り数えることに。
檀家になれば、新年などに寺院から回忌法要のお知らせが届くので、弔い漏れがありません。また、施餓鬼供養などの合同供養の案内も届きます。先祖の法要をしっかり行いたい人はとくに、檀家になるのがおすすめです。
関連記事:施餓鬼供養の意味とは?
多くの寺院では、お盆やお彼岸に合同法要を行っています。檀家になると合同法要のお知らせが届きます。回忌法要の年ではないけれどお経をあげてもらいたい人、個別の法要はしないけれど読経だけはしてほしいと考えている人は、この合同法要に参加するのがいいでしょう。
終活にまつわる講演会を開いたり、ヨガや写経教室を行ったりといったイベントに熱心な寺院が増えています。檀家になれば、寺院で行うイベントのお知らせが届きます。なかには、興味を引かれるイベントがあるかもしれません。
檀家とのつながりが楽しく、生きがいになる人もいます。とくに定年後、社縁が切れた人などは地域のつながりを作りにくいものです。檀家の集まりがきっかけで、地域のつながりが豊富になるかもしれません。
戒名には、生前の人柄が反映されています。戒名に「陽」が入っていたら明るい性格を表しますし、「容」は美しさ、「優」は優しさ、「誠」は誠実さなどを表しています。
菩提寺がなくその場限りの僧侶に葬儀を依頼した場合、僧侶は遺族にインタビューしたり、アンケートを渡したりして故人の人柄を知り、人物像に合った戒名をつけます。
しかし菩提寺があり、お付き合いをするなかでご住職が本人の人柄を知っていれば、ご住職が確かに受けた印象から、戒名をつけてもらえます。アンケート内容から戒名をつけられるよりも、ありがたみは相当増すことでしょう。
また、院号や院殿号をつけてもらうにはたくさんお布施をしなければなりませんが、本来院号は、信心深く寺院に大きな貢献をした人につけられるべきものです。本人が寺院に深く関わっていれば、特別な依頼をせずとも院号や院殿号が授けられる可能性があります。
檀家になるとはどういうことか、檀家になるメリットなどについてお伝えしました。ただお墓を持つだけにとどまらない、数々のメリットを受けられるのが檀家です。伝統ある寺院と素晴らしい関係を築いて古き良き日本の文化を子の世代に継承いきたいと考えるなら、寺院の檀家になることを検討してみてはいかがでしょうか。
約150年の歴史を持つ都立青山霊園は、数多くの著名人が眠る、歴史ある霊園です。在住地などの条件を満たせば誰でも応募可能なため、募集を行うと毎回応募が殺到します。
「都心の緑あふれる霊園に眠りたい」「ファンである著名人と同じ霊園内でお墓を持ちたい」と、青山霊園への応募を考えている人へ向けて、空き状況や募集時期、倍率、価格、アクセス、お墓を建てるときの条件などについて解説します。最後には、青山霊園にほど近い民間霊園のご紹介もあります。ぜひ参考にしてください。
まずは、青山霊園の歴史や眠っている著名人、東京駅からのアクセスなどといった、基本情報について解説します。
青山霊園の開園年月日は、明治7年9月1日。美濃郡上藩の領主であった青山家の屋敷跡に開設されていた墓地が、公共墓地として開放されました。大正15年には霊園内全ての建築物が東京市に寄付され、日本初の公営墓地となります。
霊園の面積は26万3,564㎡と、公営墓地としては都内最大の規模を誇ります。約12万人が、都心の喧噪を避けるように植えられた桜並木の中、ひっそりと眠っています。
青山霊園にはたくさんの有名人のお墓があります。政治家であれば池田勇人、片山潜、後藤象二郎、大久保利通、犬養毅など。作家なら尾崎紅葉、国木田独歩、斎藤茂吉、星新一など。芸能人なら市川團十郎など。明治期から昭和にかけて日本の政治、文化を支えた偉人たちが、現代日本の行く末を見つめている場所です。
都立青山霊園は、「外苑前駅」「乃木坂駅」「青山一丁目駅」の3駅から徒歩で行ける、大変便利な立地にあります。
関連記事:港区のお墓探しのポイント
気になる青山霊園の空き状況は、年1回の募集時期に知ることができます。条件や倍率、永代使用料などの価格帯についてご案内します。
青山霊園の募集時期は、毎年6月頃です。参考までに、令和3年度の申込期間は「6月15日~7月2日」でした。毎年、6月中旬頃から募集を開始しています。
申込書は、都庁や各都立霊園、都内各区市町村の役所窓口、東京都公園協会で配布しています。なお、インターネット申し込みも可能です。
参考:令和3年度 都立霊園の使用者を募集します(東京都)
※上のリンクは令和3年度の募集についてです。例としてご案内しています。
青山霊園の応募条件は、「申込者が都内に5年以上継続して居住していること」、「申込者が申込遺骨の祭祀の主催者であること」です。祭祀の主催者とは、遺骨を将来にわたって守っていく役割を担う人を指します。故人の配偶者や子どもなどが該当します。故人が都内に住んでいたかどうかについては、条件制限がありません。
青山霊園で募集されるのは「一般埋蔵施設」といい、「お墓」と聞いて誰もがイメージするような、家族などが代々にわたって継承していくお墓となります。遺骨がない状態での生前申し込みはできません。
都立青山霊園の応募倍率は、高価格のお墓であるにもかかわらず、毎年10倍を超えます。令和3年度の都立青山霊園は、56の募集数に対して、746件の応募がありました。倍率は13.3倍でした。
関連記事:都立霊園は倍率が高くて当たらない?
※都立霊園公式ホームページより引用
令和3年の情報を参考にすると、青山霊園の永代使用料(永代使用料)は約440万円から1,135万円。区画の大きさなどによって価格が違い、この価格とは別にお墓を建てるための費用がかかります。年に一度、霊園に納める年間管理料は、1,400円から2,800円です。
ビックリするような価格と思われる方も多いでしょう。しかし、青山霊園にとって、この価格帯は例年どおり。由緒正しき公営霊園に眠るには、これほどのお金が必要なのです。
参考までに、同じ都立霊園でも谷中霊園の墓地使用料は289万円から714万円ほど。染井霊園は255万円から306万円ほど。
一方で、首都圏の民間霊園にお墓を建てると、永代使用料・墓石建立料を含めた平均価格は、およそ250万円程度です。青山霊園の使用料がいかに高いか、お分かりいただけるでしょう。
青山霊園に当選すると、更地となっている当選区画にお墓を建てる必要があります。お墓を建てるときには、以下が条件となります。
青山霊園をはじめとした都立霊園には、指定石材業者が存在しません。どんな業者に依頼しても構いません。ただ、条件を満たす墓石を建ててもらえるよう、都立霊園での建墓実績がある石材店の方が安心です。
「●●家之墓」などと刻まれる墓石は、1つの墓所に1つだけ建てます。
地固め・根切りなどの整地工事や、隣接区画との境目を明確にするための囲障(いしょう。墓地の場合は低めのコンクリート塀など)が必要で、費用は建築主の負担となります。囲障の設置期限は、当選から3年以内です。
当選結果を待つ間に、石材店の当たりをつけておいた方がいいでしょう。
ここまで、青山霊園について詳細を解説してきました。「こんなに価格が高いの?」「この倍率では、当選まで何年かかるか分からない」と感じた人も多いことでしょう。
また、青山霊園の応募条件では「存命中に自分のお墓を確保しておきたい」「継承者のいらないお墓が欲しい」といった要望を叶えることができません。
都心にお墓を持ちたい、でも青山霊園では条件が合わない……という人は、青山霊園近くの民間霊園にも目を向けてみましょう。
寛永20年(1643年)に建立された梅窓院内にある「青山梅窓院墓苑」は、青山霊園から徒歩10分。外苑前駅からなら徒歩1分と、かなりアクセスの良い霊園です。寺門から続く竹林を抜けると、広大な墓苑と近代的な寺院ホールがひっそりと佇み、都会でありながら思い切り深呼吸したくなるほどの清涼感にあふれています。(青山梅窓院見学レポート)
この青山梅窓院墓苑には、5つの魅力があります。
昔ながらの継承墓はもちろん、継承者のいらない永代供養墓や樹木葬もあり、「おひとりさまでお墓を継ぐ人がいない」「お墓はいらない、みんな一緒のお墓でいい」「ペットと眠りたい」など、さまざまな希望に沿ったお墓を実現できます。
樹木葬「梅林苑」は、基本料金1名20万円で、梅の木の下に眠れます。埋葬後の年間使用料は必要ありません。
「お墓を継ぐ人はいないけれど、期限付きでいいから、数年は個別の墓でしっかり弔ってもらいたい」という人向けに、「永代供養墓付有期型墓所」があります。5年、10年といった使用期間を決め、使用期間後は永代供養墓に合祀されるこのシステムは「青山プラン」と称され、人気が高まっています。青山プランは、例えば5年の有期型であれば130万円程度で、年間管理費は不要です。
自分が亡くなったときのために区画をキープしておける墓所の生前申し込みが可能です。
青山梅窓院墓地では、過去の終始、宗派は問いません。また、樹木葬や有期型墓所を利用する場合、新たに檀家になる必要はありません。
以上のように、青山梅窓院墓苑は、現代人の希望に応える要素がたくさん詰まっている霊園です。「都心で眠る」を安価で叶えたい人や、生前に墓地を確保しておきたい人は、こちらにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
このたびは、港区南青山にある青山梅窓院墓苑をご紹介します。
江戸時代、徳川家の家臣であった青山家の菩提寺として建立された、歴史と格式あるお寺です。
このようにご紹介すれば、きっと「墓地の値段は、さぞ高いのだろう」と思われる方が多いでしょうね。
しかし、いざ見学に行き、説明を受けてみると・・
青山梅窓院墓苑は、東京都心の相当な穴場とお見受けしました。
樹木葬墓地が20万円。
後継者不要で、一定期間は個別にお参りできるお墓が130万円。
一定期間、骨壺を安置できる「供養壇」は40万円から。
ちなみに、後継者を必要とする一般的なお墓の全国相場は、250万円ほどです。
東京都内となると、300~400万円台もザラではありません。
梅窓院の隣には有名な都営青山霊園がありますが、この青山霊園は毎年募集倍率が相当高く、運良く当選したとしても、広い墓所になると墓地使用料だけでも1000万円以上にもなります。
そこに墓石を建てたらさらに高額になるでしょう。
東京都心の由緒あるお寺にお墓でこの価格というのは、なかなかありません。どんなお墓で、どんなお寺なのか?見学レポートをご覧ください。
向かったのは、東京メトロ銀座線「外苑前」駅1b出口。この出口の目の前、ホント目の前に「梅窓院」の山門があります。
エレベーターが必要な場合は3出口から出ますが、3出口から道路を挟んだ正面に、山門がもう見えます。
孟宗竹の参道を歩いていくと、なんともすがすがしい景色。
すぐ隣が都会の喧騒であることを、忘れてしまいます。
山門を抜けると正面に受付事務所があって、そこに、今回案内してくれる野村さんが待っていてくれました。
野村さんの年代は50代前半くらい、背が高くてすらっとした男前です。
亡くなった俳優の萩原流行さんに、ちょっと似ています。
お花やお線香が売られているということは、思い立ったら手ぶらですぐにお墓参りができるということ。
仕事帰りに、ちょっと立ち寄ってお墓参りできますね。
休日はお墓参りのついでに青山でお買い物、というプランも立てやすいです。(ちなみに、何かのついでにお墓参りをする「ついで参り」は、ご先祖にとって失礼なこと。でも、お墓参りの「ついで」になにかするなら、セーフです)
親戚みんなでお墓参りをするときも、交通手段の選択肢があるから気軽に呼べそうです。
江戸時代からあるお寺ということなので、さぞかし古いのだろうと思ったら……
野村さんから「ここが青山梅窓院の本堂棟でございます」と案内された施設、これ、お寺?美術館とか、音楽ホールでは?と思えるほど、とても近代的です。
どうりでモダンです。
ガラス張りで、全館バリアフリー。
これ、「お寺です」っていわれても、にわかに信じがたいような……でも、中はお寺でした!
ご覧の通り、本堂はとても立派な「お寺」です。
そう言って野村さんが案内してくれたのは、
ガラス張りの会食会場。
法要でなくても食事に訪れたくなるような、ステキな空間です。
※5階客殿から見た景色
ダメ元で質問しますが……カラオケ設備はありますか?
あ、野村さん、結構カラオケ好きなんですね。
ちなみに、何を歌われるんですか?
吉川晃司です!
吉川……
飲み会では、靴をマイクに吉川晃司を歌いますよ!(爽やかな笑み)
……見たい……!
※通路もきれい
※エレベーター内の案内
寺院から外へ出ると、大小のお墓がずらりと並んだ墓地が広がっていました。
区画の大きさが細かく分かれていて、予算ごとに検討できるところがいいですね。
デザインが自由なのも高ポイントです。
「ありがとう」だけを刻んだお墓や、きれいなガラスを埋め込んだお墓など、ユニークなものを見かけました。
そして、私が最も注目すべきと思ったのが、一般墓所内の「青山プラン」です。
※緑豊かな霊園だけど、不思議と高層ビルにもマッチ
野村さんの説明をまとめると、「青山プラン」の詳細は以下の通り。
・個別墓に納骨
・ご利用期間後は永代供養墓に合葬供養
・ご利用期間は延長することも可能
・骨壺では3霊、多数の場合納骨ボトルに入れ替えれば24霊まで納骨可能
・年間護寺費・管理費不要 (年1回通信費2000円必要)
檀家にならなくていいから、後に残る人にも面倒をかけませんね。気になる価格は?
このお値段で、10年間はきちんとお墓参りできて10年後、何もしなくても「墓じまい」できるんだったらすごく楽ですね。
※見た目、本当に普通のお墓と変わりません
次は、樹木葬のスペースへ案内します。
野村さんに案内されたのは、青山梅窓院樹木葬スペースの「梅林苑」。
樹木葬は、墓石ではなく樹木をお参りの対象にしたお墓。
墓石を建てないので安価です。
こちらは「青山梅窓院」の樹木葬墓地なので、梅の木がシンボルツリーとして植えられています。
埋葬後は護寺費も年間管理費もかからないことを思えば後継者のいらないお墓を探している人にとっては、お手頃ではないでしょうか。
都心で樹木葬を探している人であれば、きっと飛びつく値段です。
生前予約も同じ料金だそうです。
梅林苑の一角には、小さなお墓がありました。
「青山プラン」のように、一般的なお墓の形はしていませんが、きれいな納骨壇ですし、お参りできるところはしっかりあるので、お墓の形にこだわらない人にはいいですね。
墓苑代行は、忙しくてなかなかお墓参りに行けない人には、いいサービスですね。
正直、青山の一等地にある霊園なんて「お高いんでしょう?」で素通りしている人も多いのではないでしょうか。
でも、実際に見学へ行けば、目から鱗のプランがたくさん。
価格帯や形態がこんなに豊富な霊園は、なかなかないといえるでしょう。
いろんなニーズに応えるプランがあって、とても頼もしく感じました。
案内担当の野村さん、ありがとうございました!
今度伺うときは、ぜひ吉川晃司を歌ってください!
青山梅窓院墓苑を見学してみたいと思った方は下記資料請求フォームからお申込みください。担当の野村さんが実際に現地をご案内してくださるとのことです。
青山梅窓院墓苑資料請求フォーム
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都心の霊園は料金が高く、空きがないイメージがありますが、中にはリーズナブルな料金であらゆるサービスを利用できるところもあります。今回ご紹介するのは、東京都港区青山エリアにある霊園「青山梅窓院」です。
基本情報や特徴、料金などを踏まえて、青山梅窓院はどのような霊園なのかまとめてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
新型コロナウィルス(COVID-19、以下「コロナ」と表記)はいまだ世界各国で猛威をふるっています。コロナが流行する前と後では、世界の在り方そのものが変わるといわれています。
お墓探しもまた、このコロナの影響を避けることはできません。新しい生活様式の下・変わっていく世界の環境下における「お墓探しの方法」を模索します。
日本のお墓といえば、お寺の管理する墓地に作り、代々受け継いでいくのが一般的でした。
しかしこの形式は、お墓の後継者がいない場合に、お墓が無縁墓になってしまうリスクがあります。
そのような時の対処法として、近年注目されているのが「永代供養墓」です。
ここでは、永代供養墓の種類や特徴や費用の相場を解説します。
近年では、お墓や葬儀に対する考え方が多様化しています。
また、少子高齢化の進行により、お墓を継承できなくなるケースも珍しくありません。そのため、従来とは違うさまざまな埋葬形態が注目されるようになりました。その1つが、永代供養を基本とする「樹木葬墓地」です。
ここでは、樹木葬墓地の特徴や費用について解説します。
樹木葬墓地は、従来のような墓石ではなく、樹木を墓標とする埋葬形態です。このような弔い方そのものは昔からあったと考えられますが、日本で公に認められた樹木葬墓地としては、岩手県で1999年に許可を得た「樹木葬公園墓地」が最初とされています。それ以降、さまざまなメリットや魅力によって注目され、専用の墓地や希望者も増えているのです。
使用する樹木は特に決まっておらず、定番の桜やモミジをはじめとして、ハナミズキ、サルスベリ、さらにヤマツツジのような低木やバラが使われることもあります。墓地の形式も多種多様で、「樹木を墓標とすること」以外に明確な定めはないと考えて構いません。デザイン性に富むのも魅力の1つといえます。
また、樹木葬墓地は「永代供養(えいたいくよう)」が基本です。永代供養とは、お墓の供養と維持管理を永代(三十三回忌まで等の一定期間)に渡って墓地の管理者に任せる形態を指します。従来型のお墓でも永代供養にすることは可能ですが、「ほぼすべてのお墓が永代供養」という点が、樹木葬墓地の大きな特徴といえるでしょう。いわゆる「無縁墓」への対策としても期待されています。
ただし、埋葬に関する法律を守らなければならない点は、従来型のお墓と変わりません。たとえば、自宅の庭や近所の公園などに勝手に遺骨を埋葬すると、死体遺棄罪や墓地埋葬法違反に問われる可能性があります。ただ樹木の下に埋めればいいわけではなく、公の許可を得た墓地に、正式な手続きを踏んで埋葬しなければならないのです。
加えて、樹木葬墓地に勝手に新しい樹木を植えたり、自分で手入れをしたりすることはできません。墓地の維持管理は、あくまでも管理者の仕事です。樹木葬は他にも数々の特徴があるので、メリットとデメリットをよく理解した上で選ぶのが望ましいでしょう。
樹木葬は永代供養が基本ですが、そこからさらに3つの埋葬方法に分けることができます。また、墓地の環境にもいくつかの種類があり、自分に適したものを選ばなければなりません。樹木葬の主な種類を見ていきましょう。
複数の方の遺骨を、1ヶ所にまとめて埋葬する方法です。遺骨は骨壷から出されるため、一度埋葬すると遺骨を取り出すことはできません。その分、価格は非常に安く、スペースを取らないため街中でも墓地を作れるのがメリットです。経済的な余裕のない方や、遺骨を取り出すつもりのない方に向いています。
従来型のお墓と同様に、1人1人のスペースを確保したタイプです。墓石をそのまま樹木に置き換えたものと考えていいでしょう。もちろん、遺骨を取り出すことも可能です。「自分のお墓」を持ちたい方や、遺骨を取り出す可能性のある方に向いています。
ただし、永代供養だからといって、いつまでも個別のスペースを維持できるわけではありません。大抵は、三十三回忌や五十回忌といったタイミングで「弔い上げ」を行い、合祀墓に移されるからです。弔い上げの時期は契約内容次第なので、契約前によく確認してください。
合祀型と個別型の中間的な方法です。1つの大きな樹木や花壇などを墓標とし、その周辺に多くの方の遺骨を埋葬します。遺骨は骨壷や袋から出さず、最低限の個人用スペースを設けて納めるので、弔い上げの前なら遺骨を回収することが可能です。「費用をなるべく節約したいが、遺骨の区別だけはできるようにしておきたい」という方に向いています。
山や森といった自然の中に墓地を作る方法です。天然の樹木を墓標とすることはあまりなく、大抵は事前に植樹を行います。樹木葬と聞いて、多くの方が想像するのはこのタイプでしょう。自然豊かな環境で眠れるのが大きな魅力ですが、郊外に作られることが多く、交通の便が悪くなりがちなのがデメリットです。
文字通り、公園のような環境を整備し、植樹を行って墓標とする方法です。里山型ほど広い土地や豊かな自然を必要としないため、都市部でも作ることができます。ただし、山や森の中に公園型墓地を作ることもあるので、街中でしか見られないわけではありません。
公園型の中でも、特に花壇を墓標としたものをガーデニング型と呼ぶことがあります。樹木よりはお花が好きだった方や、ガーデニングを趣味としていた方などに向いているでしょう。
樹木葬を検討している時、やはり気になるのは費用です。樹木葬墓地の価格は埋葬方法によって異なり、概ね以下のようになっています。
合祀型:5万円~20万円
集合型:15万円~50万円
個別型:20万円~70万円
基本的に、「自分の場所」をしっかり確保すればするほど高くなると考えていいでしょう。もちろん、地域によっても相場は異なり、人口が多く地価の高い都市部では、墓地の価格も高くなる傾向にあります。また、より広大な土地を必要とする里山型は、公園型に比べると高めです。
とはいえ、従来型の墓地が150万円~200万円ほどすることを考えれば、樹木葬が非常に安価なのは間違いありません。安さだけを理由にお墓を決めてしまうのは好ましくありませんが、経済的に余裕がない方にとって、樹木葬はとても魅力的な選択肢といえるでしょう。
なお、お墓そのものの費用とは別に、墓地の管理費が毎年発生する場合もあります。墓地にもよりますが、管理費の相場は毎年5000円~1万円程度です。樹木葬墓地を選ぶ時は、管理費が必要かどうかを確認し、全体の合計金額を比較するようにしてください。
樹木葬は多くのメリットを備えており、お墓の選択肢に入れるだけの価値があります。一方、いくつかのデメリットがあるのも否定できません。正しいお墓選びのためにも、樹木葬のメリットとデメリットを知っておきましょう。
樹木葬独自の魅力といえば、木々や草花に囲まれて眠れることでしょう。植物やお花が好きだった方はもちろん、「死後は自然に還りたい」と考えている方にもおすすめです。
樹木葬は永代供養が基本なので、従来のお墓のように代々継承していく必要がありません。また、掃除などの維持管理も管理者に任せることができます。お墓の継承者がいない方や、維持管理を負担に感じている方には、とても適した埋葬形態といえるでしょう。先祖代々のお墓から、樹木葬墓地に「改葬」することも可能です。
遺骨の改葬に関しては、墓じまいと改葬方法をご参照ください。
先に解説した通りです。合祀型なら10万円以下でお墓を確保でき、個別型でも地域によっては50万円以下で済みます。あらかじめ樹木葬墓地を探しておけば、「お金がなくてお墓に入れない」という事態も防げるでしょう。
従来のお墓はお寺が管理しており、そのお寺の檀家でなければ利用できないのが一般的でした。しかし、樹木葬墓地は信仰する宗教・宗派を問わないことがほとんどで、誰でも埋葬することができます。宗教性のないお墓を望む人は、ぜひ樹木葬を選んでください。
特に里山型にいえることですが、樹木は成長によって姿を変えるため、墓地の景観が大きく変化することがあります。墓地を選ぶ時は、将来どのような景観になりそうかも考慮してください。ある程度樹木が成長している墓地を選ぶのもいいでしょう。
里山型の樹木葬墓地は、広い土地を必要とするため郊外に作られることが多く、必然的に交通の便が悪くなってしまいます。お墓参りに行く際の負担も考慮して墓地を決めるべきでしょう。ただし、維持管理は管理者に任せられますから、長期間行かなくてもお墓が荒れてしまう心配はありません。
樹木葬は近年になって注目され始めた埋葬形態であり、否定的な人も少なくありません。特に、家のお墓を改葬して樹木葬に移る場合は、親族から「ご先祖様に申し訳ない」と反対される可能性があります。どのような理由で樹木葬を選ぶにしても、早い段階から周囲に説明し、理解を求めることが大切です。
樹木葬墓地は、樹木を守るために厳しいルールが設定されていることが珍しくありません。ロウソクや線香が使えなかったり、お供え物を置けなかったりすることも多いのです。参拝の前には、必ずルールを確認しておきましょう。
樹木葬墓地は、従来のお墓にはない多くのメリットを持っています。今後はさらに需要が拡大していくと予想され、新たな樹木葬墓地も登場するでしょう。お墓選びの際には、ぜひ選択肢に入れておきたいところです。メリットとデメリットをよく比較し、特徴を十分に理解した上で、終のすみかとなる素敵な樹木葬墓地を選んでください。
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