お墓の基礎工事の施工工程と価格相場|墓石工事の基礎知識

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墓地の基礎工事知識

住宅同様にお墓も基礎部分が肝心要。基礎がしっかりしていないと、長い月日で傾いたりなど不具合が生じます。

今回は、お墓の基礎工事の工法と費用、最新の地震対策に関して解説していきます。




墓地の基礎工事の工法

お墓の基礎工事は、地盤の固さと上に建つ墓石、特にカロート(納骨室)の仕様に応じて工法も変わります。

 

工法①割栗地業

全国的にみて最も多い基礎工事工法。

 

割栗地業手順①根切り(土の掘削)

 

墓所の土堀り

墓所根堀深さ

墓所の土を1尺(約30センチ)ほど堀ります。

※コンクリートの厚み等によって掘削する深さは違います。

 

 

割栗地業手順②割栗で地盤を固める

墓所基礎の割栗イメージ

掘削した土の上に割栗(岩石を打ち割ってつくる小塊状の石材)を隙間なく敷き詰めて、ジャンピングランマー(地面をつき固める時に使う建築機械)で地盤をつき固める。

 

 

割栗地業手順③鉄筋組み

墓所鉄筋コンクリート

つき固めた地盤の上に10~13ミリの鉄筋を縦横に組み、納骨室(カロート)の下や土が入る部分に水抜きを設けて木材版の外枠を入れる。

 

 

割栗地業手順④ベタコンクリ打ち

墓所ベタコンクリ

鉄筋を敷き詰めた上から墓所全体にコンクリートを打ち、気温等によって3日~10日くらいで外枠を外して完成。

 

 

工法②砕石事業

割栗地業の手順②を割栗ではなく、砕石(硬質の岩を砕いて作った粒の荒い石)を9~15センチの深さに敷き詰めて行う地業。

 

 

工法③杭打ち地業

地盤が軟弱な場合は、杭を打ち地盤を強化する地業が行われる。

長さ2メートルほどのコンクリパイル杭(輪状のコンクリート)を杭打ち機等で打ち込んで地盤を強化してから、割栗地業と同様の手順で行う地業。

 

 

お墓の基礎工事の価格相場

お墓の値段の構成は大きく分けて、墓地使用料墓石工事料の二つに分類されます。墓地使用料は墓地を管理運営者に支払う墓地の使用権利料のため、基礎工事料は墓石工事料に属します。

石材店が墓所の基礎工事を単体で受注する事はほとんどなく、基礎工事費単体の価格を明確に設定していない石材店もありますが、平米あたり3~5万円が多いです。

 

 

お墓の基礎工事まとめ

お墓の基礎工事は、マンションなどの大型建築物と違い、構造計算をしたうえで施工をしている業者はほとんどいません。ほとんどの石材店は、昔から各地で行われている施工方法を引き継いでいます。

古い墓所を見ていると、傾いている墓石を見る事も少なくありません。大昔は基礎工事自体をしていなかったり、長い年月を経たことによる老朽化が原因と思われます。

墓所の面積はたかがしれていますので、鉄筋やコンクリートを減らして原価を下げようとする様な悪質な業者はほとんどいないとは思いますが、基礎部分は墓石を据え付けると見えなくなる部分のため、仕上がりの綺麗さに無頓着な職人も少なくありません。

これから墓石工事を依頼する場合や、既に依頼していてこれから工事という方は、施工業者に良い意味でプレッシャーを与えるためにも工事現場にマメに顔を出す事をおすすめします。

 

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