七回忌法要とは何年目の法事?呼ぶ範囲は家族だけか?親族も呼ぶか?

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七回忌法要

仏教の追悼行事のひとつに、「七回忌法要」があります。

今回はこの七回忌法要について

  • 七回忌法要は何年目に行うか、また次の法要はいつか
  • 七回忌法要は親族を呼ぶのか、あるいは家族だけで行うのか
  • 七回忌法要の服装やお布施、お供え物

について解説していきます。





七回忌法要は満6年目に行う法要

七回忌法要とは満6年目に執り行う法要

七回忌法要は、故人が旅立ってから満6年目の年に行う法要のことをいいます。

 

たとえば、2020年に亡くなったのであれば、2026年に七回忌法要を営むことになります。

 

また現在は、「亡くなった日の、前の週の土曜日もしくは日曜日」などのように、集まりやすい週(ただし法要は原則として後ろ倒しはしません。もっとも、年忌法要の場合は「どうしても都合がつかないのであれば、後ろ倒しにしてもやむを得ない」とする説もあります)の土日に行うことが多いとされています。

 

七回忌法要の後の回忌法要は十三回忌法要となります。なお十三回忌法要は、亡くなってから満12年のタイミングで行います。

 

一般的に「弔い上げ(これ以上の年忌法要は行わない)」は三十三回忌法要とされますが、七回忌法要で弔い上げとするケースもあります。

 

七回忌法要は親族を呼ぶのか、あるいは家族だけで行うのか

七回忌法要は家族だけ呼ぶのかそれとも親族も呼ぶのか

一般的に、七回忌法要は家族と故人と近しい親族までが参列する法要だと考えておいてください。

 

また、七回忌法要に限った話ではありませんが、法要は一般葬とは異なり、喪主(施主)に声を掛けられた人しか出ません。

 

「もともと家族葬で、家族葬のときも同居していた家族だけで見送った」「一周忌のときも親族は呼ばなかった」という場合は、無理に親族を呼ぶ必要はありません。

 

家族だけで見送ることもできます。ただ一般的には、七回忌法要までは近しい親族も呼んで行うものと考えておいてよいでしょう。なお十三回忌法要以降は、親族を呼ばずに家族だけで行うことが多いです。

 

ただ、葬儀のかたちに正解がないように、法要のかたちにも正解はありません。

 

そのため七回忌法要であっても、「故人と親しかった友人まで呼んで行う」「近所の人も招く」などのように行っても、バッドマナーとはされないでしょう。

 

特に故人の遺したエンディングノートに、「××さんを七回忌法要に呼んでほしい」などの書きつけがあったのならばそれに従うようにします。

また上でも触れたように、家族だけで七回忌法要を営むことも決して悪いことではありませんし、その様なかたちも増えています。

 

 

七回忌法要のマナーとは?服装、お布施、そしてお供えについて

七回忌法要のお布施はいくら包むか

ここからは、七回忌法要のマナーについてみていきます。

 

服装

立場が「家族」の場合は略喪服をまとうのが一般的です。男性ならば、ブラックスーツに黒い靴下と金具の付いていない革靴、そして白いワイシャツを選びます。ネクタイの色は黒色です。

女性の場合は、黒いワンピースやアンサンブルを選ぶのが基本です。

 

ストッキングは黒色がもっとも望ましいでしょう。男性同様、金具のついていないパンプスを履きます。バッグは、光沢と金具がついていない黒の布地のものを選ぶのがベターです。

 

パール(白でも黒でも構わない)のアクセサリーならばつけてもよいとされていますが、ネックレスは必ず一連のものとします。また、不安に思うのならばつけない方が無難です。

結婚指輪は、男女ともに許容されます。

 

立場が「参列者」の場合は、男性は紺色やダークグレーのスーツに白いワイシャツを合わせます。靴や靴下、ネクタイは略喪服に準じますが、靴下とネクタイは「地味な色であれば、黒色でなくてもよい」とされています。

 

また女性の場合は、グレーのアンサンブルなども許容されます。ほかのものは略喪服に合わせるのが無難です。

 

関連記事:喪服のレンタルについて

 

お布施

三回忌までは僧侶を呼ぶのが一般的で、十三回忌からは呼ばないのが一般的です。

 

その境目にあたる『七回忌は、僧侶を呼ぶこともあるし、呼ばないこともある』ということになります。

このあたりの判断は難しく、見解が分かれています。故人やご家族、ご親族の仏教への帰属意識の強さで決めるとよいでしょう。

 

また、回忌法要の時期になると檀家さんにご案内をしている寺院もありますので、菩提寺がある場合は、法要に関して事前に相談することをおすすめします。

 

僧侶を呼ぶ場合のお布施の相場は、30,000円~50,000円程度といえます。

 

また、僧侶が車で来る場合はお車代として5,000円~10,000円を、七回忌法要の後に食事の場を設ける場合でかつ僧侶がそれに参加しない場合は御膳料として5,000円~10,000円ほどを包むのがマナーです。

 

関連記事:お布施の金額相場目安表

 

七回忌法要のお供え

七回忌法要のお供えは、ほかの法要と変わりありません。果物やお菓子、そしてお花などを捧げるのが一般的です。自分が参列者として呼ばれた場合は、これらの品物を持っていくのもよいでしょう。

 

なお、仏壇に「お供え物」としてささげた後に、参列者の引き出物に少しずつ入れたり、お茶請けに出されたりすることもあります。このことを踏まえて、お菓子を持っていく場合は賞味期限の長いものを選ぶのが望ましいといえます。

 

七回忌法要は、故人とゆっくり向き合い話し合うことのできる場です。しっかり準備して、当日を落ち着いて迎えられるようにしましょう。

 

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コメント

  1. 佐藤 隆一郎 より:

    平成27年7月に母が永眠、同年の12月に父が永眠しました。令和3年が七回忌ですが、昨今のコロナ騒動で、家族だけで、お寺の中で執り行うことで和尚様と話合いで決まりました。
    そこで気になったのがお布施の額です。仏さんが母と父の二人ですので、お布施も二人分を準備するのか、その他の費用も二人分になるのか知ってるお方がおりましたら教えて欲しいです。三回忌の時はお布施の中に二人分を入れました。和尚様には二人分ですとは言ってません。

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