石材店の選び方|大手と小規模を比較してどっちが正解?

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石屋さん選ぶならどっち

お墓を建てるときに重要な要素のひとつ、それは石材店選び。街や墓地の近くを歩いていると、石材店の看板を目にする機会も数多いのではないでしょうか。
もちろん、石材業界でも大手と小規模な中小企業と分かれているのですが、果たしてどちらかが正解なのか、選ぶ基準をご紹介します。




石材業界の大手とは?

まず、日本国内には約15000もの石材店があると言われています。その中で大手と言われるところは、やはり売上げランキング上位に位置する石材店です。

 

 

2012年墓石関連小売業者売上高ランキング

1位 東京都 須藤石材
2位 東京都 メモリアルアートの大野屋
3位 神奈川県 石長
4位 群馬県 サンポウ
5位 東京都 ニチリョク
6位 栃木県 ニチボ
7位 埼玉県 岩崎石材
8位 埼玉県 やまと石材
9位 千葉県 和泉屋石材店
10位 大阪府 加登

(引用)株式会社石文社発行「月刊石材」2013.2より

 

しかし他の業種とは違い、大手であれば安心して買い物ができるというわけではなく、非常にトラブルの多い業種であるために国民生活センターもお墓の購入時には注意を促しています。

 

【お墓の相談件数】   

年度 相談件数
2012年 1673件
2013年 1875件
2014年 1570件
2015年 1456件
2016年 1396件

 

【葬儀の相談件数】

年度 相談件数
2012年 704件
2013年 730件
2014年 724年
2015年 764件
2016年 715件

 

(引用)国民生活センター 

 

石材業に近しい業種と思われる、葬儀サービスと比較しても倍以上のクレームが発生しているのが現実なのです。

トラブルの内容を見ると、寺院や霊園などの墓地管理者側とのトラブルも含まれているため、一概に石材店だけの問題とは言えませんが、無用なトラブルを避けるためにも、売り上げランキングにとらわれずに石材店を選ぶ目を持つことが重要なのです。

 

 

石材店(石屋)を選ぶ、10個の目

① きちんと相談に乗ってくれるか?

一方的な営業や専門用語を連発するようなところではなく、こちらの要望をひとつひとつ聞き、それに対して良い選択肢を提案してくれる石材店を選ぶようにしましょう。

 

 

② 自社社員の施工職人を抱えているか?

石材店の中には、自社の職人を抱えず、墓石工事は全て下請けの職人へ外注しているところも少なくありません。

下請けの工事が悪いという事ではなく、下請けの職人に工事を依頼するにしても、責任ある自社社員が施工を管理する現場監督として機能している事が工事の質を安定させるうえで重要です。

 

 

③ 建墓の実績はどうか?

墓地でその石材店が過去に建てたお墓(できたら3年以上経過したもの)を見せてもらうのもいいでしょう。建墓の施工技術の高さの判断材料になります。

 

 

④ 施工現場を見せてくれるか?現場の状況はどうか?

大きな買い物であるため、実際の施工現場を見せてくれるかどうか確認するのもひとつの手です。できれば、建墓の第一段階である基礎工事の部分が見られるならばなおのこと良いです。基礎がしっかりしていないと、倒壊の恐れがあるため、基礎工事のノウハウが蓄積された石材店が望ましいです。

 

 

⑤ 契約書やお墓の完成図面、見本はあるか?

きちんと石種まで記載のある契約書、CADなどで作成された完成予想図の提示がある石材店は安心できる材料となります。また、ご自身の建墓の予算や石・デザインの好みを的確に反映されたものであれば、より高ポイント。また、お墓のデザインのサンプル写真を見せてもらえるのであれば、より建墓後のイメージが湧きやすいのでおすすめです。

 

 

⑥ 石についての説明があるか?

お墓に使われる石は、「白御影」「黒御影」と大まかに分けられますが、そこからかなり細かく種類が分かれます。産地などによって大きく値段や耐久性などが変わってきますし、同じ産地でも等級によって見た目も変わり、石を加工する場所によっても価格が変動します。その点を細かく説明してくれるお店を選びたいものです。

 

【関連記事】墓石の種類と選び方|価格が高い理由を知り失敗しない方法

 

⑦ 資格を持っているか?

一般社団法人「日本石材産業協会」が主催する資格である、「お墓ディレクター」を持つスタッフがいるかどうかも石材店選びの判断材料になります。このお墓ディレクターはお墓の種類や形状、歴史文化、石材の種類から加工法などまでの知識を問われる資格です。1級と2級の2種類がありますが、できたら1級保有者のいるお店であればなお良し、です。

 

 

⑧ 業界団体に加盟しているか?

おもに前出の「日本石材産業協会」と「全国有料石材店の会(全優石)」の2種類ある業界団体に加盟しているお店は、独自の保証書や石材の産地証明書を発行しているため、万が一のトラブルが発生した際も安心です。

 

 

⑨ 建墓後のアフターサービス、保証はきちんとしているか?

お墓は建てて終わりというわけではありません。長く維持管理していく必要があるので、万が一のトラブルがあったときにフォローをしてくれる態勢や保証があるかどうかもチェックしましょう。

 

⑩資材置き場が整理整頓されているか?

現在、多くの石材店の受注から完成までの大まかな流れは以下の通りです。

A.お客さんとの墓石契約

B.注文内容を元に他にも多くの石材店と取引する問屋に製品を発注

C.問屋から加工され製品化された墓石が納品

D.墓地で製品化された墓石の据え付け

E.完成・引き渡し

 

この流れを見ると、問屋から納品される製品化された墓石自体の品質はどの石材店ほぼ変わらないという事実がお分かりいただけると思います。(同じ石種を使用した場合)

石材店が行う墓石の工事はDの墓地での据え付け工事(基礎工事含む)の部分だけです。この部分の企業努力が他店との数少ない差別化のポイントです。『施工現場での立ち振る舞い』『見えない基礎部分の丁寧さ』『耐震対策の研究』など、それぞれの石材店の企業努力が据え付け工事に現れます。

その石材店の繁盛度と顧客満足に対する意識の高さを見分けるポイントが実はあります。

 

それは、石材店の資材置き場を見るです。

 

資材置き場は製品化された据え付け前の墓石を一時保管しているが多く、資材置き場を見れば、その石材店の繁盛度や据え付け工事を行う現場責任者(職人)の仕事の質がわかる場合が多いです。

工事を控えた製品化され梱包された状態の墓石の数が多ければ繁盛している事がわかりますし、反対であればその逆です。ある程度の人口の地域で、全く仕事が無いような石材店は、それなりの理由があると考えられます。

他に大切なのは、納品済みの製品化された墓石はしっかりと養生がされて、運搬や搬入がしやすいように同線が確保され、各資材が整理整頓されていれば、現場責任者の仕事に対する意識の高さがわかります。

 

ご自身で自由に石材店を選べる場合であれば良いのですが、霊園や墓地によっては指定石材店という形で、決められたお店で購入しなければならない場合も多くあります。それでもチェックリストに沿って、信頼できる石材店かどうか確認するようにしましょう。

 

 

結局、大手と小規模の石材店のどちらがよいのか?

上記のチェックリストに合致をする石材店であれば、大手であろうと小規模であろうと正解であると筆者は考えます。
あとは石材店の営業はじめ職人の方の人柄や技術、かゆいところに手が届くような気配りなどが最終的な決め手になるでしょう。

【関連記事】墓石を最安の値段で建てる3つの墓地タイプ別のコツ

 

 

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