新型コロナウィルス流行の影響で法事法要は行うべき?参加するべき?

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新型コロナウィルス感染拡大の中法事はどうするべきか?

中国発祥の新型コロナウィルスが、日本国内でも初確認されてから一年以上経過し、私たちの日常は様変わりしました。

 

感染予防のための3蜜を避ける新しい生活様式の中四十九日百箇日一周忌三回忌七回忌、十三回忌・・・などの法事(回忌法要)の日程が既予定されていて、施主の場合は『開催するべきか?』、呼ばれている親族の場合は『参加するべきか?』悩んでいる方も少なくないと思います。

 

どうするべきか考えてみましょう。




新型コロナウィルスが感染拡大を続ける中、法事(法要)はどうするべきか?

新型コロナウィルス感染拡大中の法事の施主と参加者の状況

新型コロナウィルスの集団感染を防ぐには、『換気が悪く』、『人が密に集まって過ごすような空間』、『不特定多数の人が接触する可能性が高い場所』を避ける必要があると言われています。

 

寺の本堂や斎場などの密閉された空間に親戚一同集まって行う法事も感染予防の観点からは、過度に意識し過ぎる必要はないかと思いますが、絶対大丈夫とも言えないのが現状だと感じます。

 

しかし、お施主さんとしては、『前もって決まていた日程で準備も進めていたし、今さら変更するのも・・』

 

法事に呼ばれて参加する親戚の立場としては、『今はできれば行きたくないな・・』

 

など、それぞれ悩ましい状況だと思います。



施主の場合 寺院や会場にどうするべきか相談

法事を行うべきかどうか悩んだ場合は、菩提寺(檀家となっている寺)や斎場などの会場の管理者に相談するべきです。

 

このような時期ですので、寺院や斎場によって対策対応を考えているところも多いと思います。

 

できる限りの対策をしたうえで行うのか、延期するのか等を話し合って決めてた上で、親戚など参加いただく方にご案内するのが良いのではないでしょうか。

 

また、参加者は家族だけなど、できる限り少人数で法要を執り行うことも選択肢だと感じます。

 

参加する親族や知人の場合 法事(法要)の状況を施主に確認

お施主さんによっては中止や延期を検討しているかもしれません。

 

どうする予定なのかを確認してみてはどうでしょうか。

 

もし、予定通り開催する場合も、新型コロナウィルスの感染が心配でどうしても参加したくないと思うようでしたら、その旨をお施主さんに伝えて欠席する事もやむを得ないと思います。

 

呼ばれた法事に参加しない事は、通常であれば失礼にあたりますが、状況が状況ですので、申し訳ない気持ちをきちんと伝えて、香典とお供え物を前もって送るなどの気遣いを忘れない様にしましょう。

 

 

まとめ

未知の新型コロナウィルスに対する恐怖心は、人によって大きく違います。

 

特にご高齢の方や持病をお持ちの方は、感染した際のリスクが特に高いというデータも出ています。

 

法事のお施主さんは、不安に感じている参加者がいるかもいれないと認識する事。呼ばれて参加する方は、この様な状況でお施主さんも悩んでいるだろうと気遣うなど、お互い思いやりの心を持つ事が必要だと思います。

 

新型コロナウィルス流行の長期化に伴い、社会経済活動をしながら感染防止対策を行う『新しい生活様式』が呼びかけられています。

 

今後は『感染リスクがあるから法事は行わない』ではなく、『感染リスクをコントロールしながら、どうすれば法事を実施できるか』の考え方に変えていく必要があるかと思います。

 

現在、法事(法要)を行うかどうか悩んでいるお施主さんは、

 

  1. 身体的距離の確保
  2. マスクの着用
  3. 手洗い

 

上記三つの基本的な感染対策を行いながら、招待する親族を減らして規模を縮小するなど、ご先祖様に思いを馳せる大切な機会でもある法事(法要)をどうすれば実施できるか、ご家族やご親戚や菩提寺(檀家になっている寺)等と話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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コメント

  1. 堀切一喜 より:

    法事については延期か中止が望ましい。どのような対策をしても、感染する可能性がある
    コロナはすごく手ごわい。寺の方から、「中止します。お布施はいただきません。」と切り出すと檀家は楽だ。49日の法要は3月にまたがってはダメというエビデンスのない慣習があるが無視してよい。国や県が休業要請をしないのが不思議だ。寺には写経や護摩行などの定例会があるが、市民センターのすべての講座やクラブが中止になっているので、行ってはならない。収入がないと嘆く住職がいるが、決して檀家に寄付を求めてはならない。休業しているパチンコ店、ゲームセンター、ボウリング場の営業中止、食堂の営業縮小などみんなが苦しいからだ。

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