墓じまいの意味は?撤去と供養の気になる費用と8つの手順

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公営墓地風景

ご先祖様のお墓の管理を継続するのが難しい場合の最終手段が墓じまい

  • 田舎にある先祖代々のお墓を管理する人(墓守)がいなくなった
  • 自分が亡くなった後に代々続くお墓を管理する人がいない

などの理由でお墓を解体撤去して墓所を管理者に返還する事を通称墓じまいと言います。

墓じまいとはお墓を解体撤去してお骨を然るべき所に移す事を意味します。




墓じまいまでの流れ

墓じまいをトラブルなくスムーズに進めるためには、手順通りに進める事をおすすめします。

また、行政手続きも必要になりますので段取りや方法もあわせて見ていきましょう。

 

①家族・兄弟・親戚に相談して話し合う

お墓の家族会議

墓じまいに関しては近年トラブルも増加しています。トラブルの主な内容は兄弟や親戚が知らないうちにお墓を撤去していた等、原因の多くは事前に話し合いの場を設けていれば防げる事も多いと感じます。

墓じまいを考えたら先ずは家族・兄弟・親戚に相談する事から始めましょう。

 

②現在あるお墓の墓地管理者に墓じまいを行いたい旨を相談する

電話相談

現在のお墓が寺院(菩提寺)にある場合は、そのお寺の住職に墓じまいを検討している旨を相談しましょう。

墓守がいなくなって連絡がとれない無縁墓が増えてきて困っている寺院が多いため、墓守を継続する事が難しくなった檀家さんが墓じまいを検討される事に好意的な住職も多いと感じます。

現在のお墓が民間霊園または公営墓地の場合は管理事務所に墓じまいを検討している旨を伝えて、手続き等を事前に確認しておきましょう。

 

③墓じまい後のご先祖様のお骨の行先を決める

遺骨柱の改葬

先祖代々続くお墓の中にはご先祖様のお骨が眠っています。

墓じまいを行う前にそのお骨の行先を事前に決めておく必要があります。

行先は現在のお墓がどこ(どの形態の墓地)にあるかによっても選択肢が変わってくるかと思われます。

現在のお墓が寺院(菩提寺)にある場合は、その寺院に永代供養または合祀が可能であれば手続きも簡単でスムーズですが、離檀して他の所にお骨を移したいとお考えの場合は長い間お世話になったお寺の住職と十分に話し合い円満に進める努力をする事が必要です。

現在のお墓が民間霊園か公営墓地にあり、その墓地で合祀可能な施設があり、そこで検討している場合は、管理事務所に墓じまいから合祀までの手続き方法を事前に確認しておきましょう。

遠方の現在のお墓から今現在住んでいるお近くにお骨を移したいとお考えの場合は、受け入れ可能な施設(寺院や公営or民間墓地)を近くの石材店などに問い合わせていくつかの選択肢を提案してもらいましょう。

後継者がいない等で管理が出来なくなり墓じまいを検討しているわけですから、その後の維持費が出来る限りかからないところ自身を含め現在のご家族が最終的に安心して入れるところを選ぶ事が重要です。

お骨の行先の主な選択肢としては

  • 寺院(菩提寺)で永代供養または合祀
  • 民間霊園で永代供養または合祀
  • 公営墓地で合祀

などが考えられます。

お骨の最終的な行先が決まりましたら、墓じまいの際の行政手続きが必要になりますので、受け入れ先の墓地管理者から受入証明書を発行してもらいましょう。(同じ墓所内で移動の場合は不要)

 

 

④墓石撤去工事を依頼する業者(石材店)を探す

石屋探し方法

お墓からお骨の取り出しと墓石の撤去工事は石材店に依頼する必要があります。

現在のお墓が寺院墓所や民間霊園にある場合は指定石材店が決まっている可能性がありますので、墓地管理者に事前に確認してから業者を探すようにしてください。

指定石材店制度が無い場合はお墓探しのミカタの無料マッチングサービスをご活用ください。

お墓の撤去工事の費用は㎡あたり10万円程度が相場と言われていますが、墓石の大きさ工事をしやすいかの立地場所や仏様が土葬されているかどうかによって撤去費用は大きく変わってきますので、見積もりを取る際はお骨の取り出しも含まれているか改葬許可申請の行政手続きをサポート(代行)してくれるか完全に更地の状態にしてくれるか撤去した墓石は然るべき方法で処分されるかなどの内容を十分に確認して、可能であれば2社以上から相見積もりをとり比較検討する事をお勧めします。

 




 

⑤改葬の行政手続きを行う

改葬行政手続き

行政手続きの流れ

  1. 現在の墓地の管理者に、お墓に眠るお骨の『埋葬証明書』を発行してもらう。
  2. 現在の墓地がある市町村役所から『改葬許可申請書』を発行してもらい必要事項を記入。
  3. 現在の墓地がある市町村役所へ記入済みの『改葬許可申請書』『埋葬証明書』『受入証明書』を持って行き改葬の申請する。(市町村により申請方法が違う場合もあるので要確認)
  4. 『改葬許可書』を受け取る。(お骨一柱につき一枚の改葬許可書が必要)

改葬許可を得るための大まかな流れは上記1~4の通りです。

墓所管理者や役所に何度か足を運ばなければいけないのと、書類の書き方などで不明点も出てくる場合が多いので、親身にサポートしてくれる石材店が理想的です。

 

⑥抜魂供養とお骨取り出し

魂抜き供養法要

現在の墓地管理者の承諾を得て、お骨の移し先と依頼する石材店が決まり手続きが完了したら、寺院墓地の場合はその寺院のお坊さんに、民間霊園または公営霊園の場合は宗家の宗派の寺院に依頼して墓地撤去工事前に魂抜供養を行い、石材店がお骨を墓所から取り出します。

※上記は仏教の場合です。

取り出したお骨は、そのまますぐに改葬先に移す場合以外は一時的に安置します。

(新しい改葬先や自宅など、事前に新しい改葬先での納骨日まで一時安置場所を相談して決めておく必要有)

 

⑦墓所解体撤去工事

お墓取り壊し作業

依頼している石材店によってお墓を解体して更地に戻す工事を行います。

工事完了後は石材店立ち合いの元、墓地管理者に現状を確認してもらい永代使用権利書を返納して旧墓所の墓じまい工事は完了です。

長年お世話になった感謝の気持ちを大切にしましょう。

 

⑧新たな改葬先にご先祖様を納骨

永代供養塔

事前に改葬先墓所管理者に予約した日に納骨したら墓じまいは全て終了です。

(改葬先が寺院の場合はその寺院に、民間または公営墓地の場合は宗家の同宗派の寺院に事前に納骨日の法要を依頼しておきましょう)

 

「墓じまいはお金もかかるし大変そう」と将来的には墓じまいをと考えてはいるけどなかなか行動に移せないと悩んでいらっしゃる方も多いと思います。

実際に『墓石の撤去工事費』以外にも『お骨の改葬先を求める際にかかる費用』抜き供養や納骨の際のお布施』などで総額100万円程度かかる場合もあります。

このブログを書いている私は石材店に在籍していた当時、誰が管理しているかわからないお墓いわゆる無縁墓の撤去にも多く携わりました。

お墓の前に権利者が名乗り出ないと撤去する旨を書いた立札を建て、官報に載せて一定期間が過ぎると強制的に撤去します。

中に眠るお骨は事前に取り出してどこかしらに合祀しますが、他の複数の無縁墓と同時進行で撤去する場合が多く供養とはほど遠い状況です。

将来的に墓じまいを検討する必要がある状況の方は、ご先祖様の事はもちろんご自身の事を考えて真剣に向き合う機会を設けてみてはいかがでしょうか。








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