新型コロナウィルス(COVID-19、以下「コロナ」と表記)はいまだ世界各国で猛威をふるっています。コロナが流行する前と後では、世界の在り方そのものが変わるといわれています。
お墓探しもまた、このコロナの影響を避けることはできません。新しい生活様式の下・変わっていく世界の環境下における「お墓探しの方法」を模索します。
新型コロナウィルス(COVID-19、以下「コロナ」と表記)はいまだ世界各国で猛威をふるっています。コロナが流行する前と後では、世界の在り方そのものが変わるといわれています。
お墓探しもまた、このコロナの影響を避けることはできません。新しい生活様式の下・変わっていく世界の環境下における「お墓探しの方法」を模索します。
「身内に突然の不幸があり、お墓の必要性に迫られているが、肝心のお金が無くお墓が買えない・・」
「身寄りのない親族の遺骨を引き取ることになったが、同じお墓に納骨できないので、出来るだけお金をかけずに納骨先を探したい・・」
お墓の平均購入費は約200万円必要と言われていて、お墓を購入(建墓)したいと思っていても、お金が無くて難しい場合も少なくないと思います。
少子化高齢化が進み、お墓を購入しても将来的に管理してくれる後継者がいない方も多い現在では、墓地に墓石を建てて一族で継承していく従来のお墓以外の納骨先の選択肢が増えています。
お墓を買うお金がなくても少ない予算(費用)で納骨可能な方法をご紹介します。
納骨堂とは、十三回忌や三十三回忌までなど、一定の期間遺骨を屋内で収蔵できる施設です。
一名分のスペースが基本ですが、中には家族も含めて数名まで収骨可能なところもあり、一定の期間以降は土に還す(合祀)ところが多いです。
寺院が管理運営している納骨堂は、その宗派にそった供養を行う必要があるところが多いので、事前に確認が必要です。
費用は、東京都心の好アクセスで最新設備が整った納骨堂は、150万円以上する高額な場合もありますが、一般的なところであれば、20~60万円程度で納骨可能なところも多いです。
一名分の納骨施設の費用として安いですが、ご家族を含めた複数人の納骨先として考えた場合は、かえって高くなる場合があるので注意が必要です。
ご子息など後継者がいる場合は、従来のお墓の方が費用が抑えられる場合もありますので、よく比較する事をおすすめします。
関連記事:納骨堂の意味は?費用と選び方に合祀墓と永代供養墓との違い
関連記事:納骨堂とお墓を比較|購入経験をもとにメリットとデメリットをご紹介
永代供養墓とは、後継者がいなくても申し込み可能で、管理運営する寺院が定期的に読経をあげるなど、永代に渡って供養されることを前提としたお墓の事です。
石塔や仏塔をシンボルとして、地下などに納骨スペースがあり、骨壺のまま納骨可能なところもあれば、最初から土に還す(合祀)ところもあります。
樹木をシンボルとした永代供養墓『樹木葬墓』も近年人気があります。
永代供養墓は、多くの場合個人のお墓ではなく、多くの人と共有するお墓であると理解したうえで検討する必要があります。
費用は、名刹や立地条件の良い寺院は高額な場合もありますが、個別の納骨スペースがない永代供養墓の多くは、数万円から高くても数十万円程度が相場だといえます。
関連記事:永代供養墓は無縁仏対策に最適
関連記事:永代供養の相場は?お寺の宗派や埋葬方法の違いによる注意点
合葬(合祀)墓は、読経などの供養サービスは特になく、最初から土に還す形で、他の方と同じスペース(土)に一緒に埋葬されるお墓です。
合葬墓として建てられた施設もあれば、永代供養墓と兼用しているところもあります。
費用は永代供養墓と同様に幅がありますが、供養がなく簡易的な合葬墓は一般墓や納骨堂と比較して安く、中には数万円で申し込み可能なところもあります。
関連記事:合葬墓とは?公営と民営の費用相場から納骨堂との違いと選ぶ前の注意点
初めて目にする人も多いかと思いますが、読んで字のごとく遺骨を寺院等に郵送して埋葬してもらう方法です。
身寄りのない遠い親戚の遺骨を引き取る事になったが、同じお墓に納骨するわけにはいかず、お金もかけられないといった場合など、現段階では特殊な状況での利用に限られていると思いますが、手間とお金をかけずに埋葬できる選択肢の一つです。
費用は3万円程度から募集しているところも多いので、一番費用をかけずに遺骨を埋葬できる方法だと言えます。
関連記事:送骨とは?寺院にゆうパックで遺骨を配達する永代供養の新形態
市営霊園等の公営墓地は、墓地の土地使用料となる『永代使用料』が、近隣の民営霊園と比較すると大幅に安い場合が多いです。
また、民営霊園や寺院墓地にある指定石材店以外はお墓の工事ができないという指定石材店制度がないため、石材店間での競争原理がはたらき、墓石工事代金も近隣の民間霊園や寺院墓地と比較して安く建てることが可能です。
公営墓地のデメリットとしては、人口の多い都市部の公営墓地は特に、求める人の競争が激しく、倍率の高い抽選に当たらないと墓地を求められないという点です。
特に東京都営霊園などは、年に一度の募集に多くの人が申込み、かなりの狭き門となっています。
地域によっては、抽選のない公営墓地もありますので、最寄りの公営墓地を調べてみる価値はあります。
ここまで、お墓を買うお金がない場合など低予算で納骨(埋葬)可能な方法を5つご紹介しました。
現時点ではお金が無く納骨先を用意できないが、先々はお金を貯めてお墓を用意しようと考えた場合には、一時予骨という方法もあります。
納骨堂では、少額で一時的に遺骨を預かってくれるところもあり、例えば東京都営多磨霊園のみたま堂は、申し込み者の住所が東京都であれば、年間1800円の使用料で一時予骨が可能で、更新すれば最長5年まで預ける事ができます。その間にお墓等の納骨先を検討する事が可能です。
関連記事:都立霊園は当たらない?令和元年の値段など募集内容と過去の抽選倍率
地獄の沙汰も金次第と言いますが、人間は死んだあとも正直お金がかかります。
しかし、現在ではお墓の形態も多様化していて、少額で納骨(埋葬)できる方法も増えていますので、ご家族の状況や予算に応じた納骨先をインターネットを活用して広く情報収集する事をおすすめします。
関連記事:お墓はいらない!場合に他の方法は?ある意味と役割から必要性を考える
弔いのかたちが多様化したこと、そして少子化傾向にあることから、従来の「最後の住処として、お墓を選ぶ」という選択肢は見直されつつあります。
今回は、この「お墓の役割と必要性」について見ていきます。
なお、現在はさまざまなお墓の形態がありますが、ここでいう「お墓」とは従来型の、墓地に置かれている墓石であり、そこに家族が代々眠っているという形態のものを指します。
これからお墓を購入しようと考えている方にとって、他の人達はどのような状況でお墓を購入するに至ったかという経緯を知りたいものかと思います。
今回は、著者が石材店営業として対応させていただいたお客様で、特に多かった購入パターンをご紹介します。
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昨今、流行の兆しを見せる自らの死に向けての準備である「終活」。
自分にもしもの事が有った際に残された家族・親戚、特に子供に迷惑をかけたくないという親心が終活の背景にあります。
終活の主な内容として資産の整理、人間関係の整理、葬儀の準備などが真っ先に思い浮かびますが、遺骨となった後の納骨先であるお墓探しも忘れてはいけない終活のひとつです。
実家は兄弟が継いで、自身は先祖代々の墓に納骨できない等の場合は、生前の自身のお墓を上手に準備できれば残される子供への負担を大きく減らす事が可能です。
今回は子供に迷惑をかけないための終活のお墓編として『生前墓』に関してご紹介します。
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墓地と一口に言っても『公営霊園』『民営霊園』『寺院墓地』『共同墓地』と大きく分けて四つの形態があり、墓地によって宗派等の制限があったり、永代使用料や管理料が異なります。
また、墓石に関しても『石材の種類』『形』『大きさ』『現場の工事難易度』などによって大きく変わってきます。
すでに欲しい墓地が決まっている場合も決まっていない場合も、悩んでいるよりも先ずは予算等の希望条件から最適なプランの提案を受けて、それから塾考して決めた方が心身の負担も少なく効率的だと思われます。
墓地を大きく分けると『公営墓地』と『民営墓地』と『寺院墓地』の三つの墓地形態があります。
公営墓地 | 各都道府県市町村などの白治体が管理・運営する墓地で、宗教の制限はなく石材店も自由に決められます。 |
民営墓地 | 宗教法人や公益法人(財団法人や社団法人など)が経営する墓地で宗派不問で、指定石材店制度がある場合が多い。 |
寺院墓地 | 寺院が管理運営する墓地で、その寺院の檀家となり寺院行事の参加や寄付など檀家としての勤めが必要になり、指定石材制度がある場合が多い。 |