神道の葬式に参列する際のマナーを解説!儀式の流れ香典の表書きは?

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神道のお葬式に関するマナー等解説記事

神道の葬式に参列することになったら、「仏式とはどう違う?」「香典袋は何を選べばいいの?」と慌ててしまう人が多いでしょう。神道の葬式を、神葬祭といいます。神葬祭の流れや参列時のマナーについて解説します。

 

 

神葬祭(神式の葬式)の基本

神式のお葬式に関する基本

神式のお葬式である神葬祭は、神道の考えにのっとった儀式です。神道の考えでは、人が亡くなると神になります。家を守る新しい神様として故人をまつるのが、神葬祭の儀式です。

 

神社では神葬祭を行わない

神道の神様は死による穢れを嫌うため、神社に死者を持ち込むことはしません。つまり、神社では神葬祭が行われず、自宅や葬儀ホールを使うことになります。神様の目から穢れを隠すため、神葬祭が出た家の神棚には、天井から白い半紙を吊るします。

 

家の玄関には「帰幽」の札をかける

仏式葬儀の場合、家の玄関には「忌中」の札をかけますが、神葬祭の場合は、「帰幽」と書かれた札をかけます。札は、葬儀社が用意してくれます。

 

氏子として付き合いのある神社の神主が斎主を務める

故人の家が氏子になっていた神社の神主が、神葬祭の一切を取り仕切る斎主となります。仏式葬儀でいう僧侶のような役割です。

 

戒名ではなく諡(おくりな)がつけられる

神式にも、仏式の戒名のように、死後つけられる名前があります。諡(おくりな)といい、成人男性には生前の名前の後に「大人(うし)」、成人女性なら「刀自(とじ)」最後に「命(みこと)」がつけられます。他、年代によって複数の諡があります。

 

 

神葬祭と仏式の葬式の内容の違い

神道と仏教のお葬式の違い

神葬祭と仏式の葬式では、儀式の内容や流れが違ってきます。比較しながら解説します。

 

神葬祭は神に祝詞と供物を捧げる儀式である

仏式の葬儀は、故人を仏弟子とし、仏のもとへ行く手助けをするための儀式です。対して神葬祭は、神に故人が新しい氏神様となったことを宣言し、祝詞と供物を捧げるための儀式です。神主が式場を清め、祝詞をあげた後、米や餅、魚、果物などの供物を祭壇上に捧げます。儀式の最後には、祭壇上に捧げた供物が祭壇上から下げられます。

 

神葬祭にかかる時間はおおむね30分から40分程度

神葬祭にかかる時間は、参列者の数にもよりますが、30分から40分程度です。仏式の葬儀にかかる平均的な時間は40分から1時間程度なので、仏式よりも短めに感じるでしょう。

 

焼香ではなく玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行う

神葬祭では、参列者が焼香する時間はなく、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行う時間があります。玉串とは、榊の木の枝に紙垂(しで。しめ縄などにもつけられる、長く白い紙を折ったもの)をつけたものです。参列者は、儀式の最中に神主から玉串を受け取り、祭壇上に捧げます。

 

弔電・弔辞を披露する時間があるのは仏式と同じ

神葬祭でも、仏式と同じように、代表者が弔辞を述べたり、弔電を披露したりする時間が設けられています。

 

通夜がある

神葬祭でも、仏式と同じように通夜があり、「通夜祭」といいます。通夜祭の後には、続けて遷霊祭が行われることが多いでしょう。仏式の通夜ぶるまいにあたる会食もあり、「直会(なおらい)」と呼ばれます。また、葬儀後にも直会があります。

 

 

神葬祭の参列マナー

神葬祭のマナーを確認

神葬祭に参列するときは、次のようなマナーに配慮しましょう。

 

香典の表書きは「御玉串料」

香典袋は、白黒あるいは黄白(地域によって違う)の水引がついた無地の物を選びます。蓮の花が描かれたものは、仏式用なので避けましょう。表書きは「御玉串料」です。

 

一般的な喪服を着用し、数珠は持たない

仏式の葬式も、神葬祭も、基本的な服装は同じです。男性であれば光沢のない黒の礼服に黒ネクタイ、ベルトや靴下、靴も黒で揃えます。女性であればブラックフォーマルのワンピースを着て、ストッキングや髪留め、バッグ、靴も黒で揃えます。数珠は仏教でしか使わないため、持参しないようにしましょう。

 

拍手は偲び手で

式場で斎主を迎えたときや、玉串奉奠をしたときなどに、「二礼、二拍手、一礼」を求められます。2回お辞儀をし、その後2回拍手をし、最後に一礼する神道の作法です。拍手は、音を鳴らさない偲び手で行います。偲び手は、仏式葬儀でも使われます。

 

お悔やみの言葉で「成仏」や「あの世」は使わない

遺族にお悔やみの言葉を述べるときは、「成仏」や「あの世」、「供養」「往生」といった、仏教特有の言葉を使わないよう気をつけましょう。「御霊(みたま)の平安をお祈りします」というのが、神道のお悔やみとしてふさわしい言い方です。ただ、なかなか言い慣れない言葉なので、シンプルに「お悔やみ申し上げます」でもいいでしょう。

 

 

神葬祭(神道のお葬式)に参列するときのマナーまとめ

神式のお葬式マナーまとめで再確認

神葬祭に参列する機会はなかなかないと思われます。だからこそ、マナーに戸惑うことでしょう。仏式と比べてどう違うかを意識すれば、振る舞い方が分かりやすくなります。また、玉串奉奠のやり方など、具体的なことは葬儀社の進行役などが適宜伝えてくれるのが一般的です。あまり不安にならず、故人を偲ぶ気持ちを大事に参列しましょう。

 

 

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