お墓参りにお花やお供えなどの必要な持ち物は?行く時期や服装と手順

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正しい墓参りの基本おさらい

「お墓参りに何を持って行けばよいの?」

「お墓参りに行く時期はいつがいいの?」

「お墓参りの際の服装やするべきことは何?」

 

普段はご先祖様を意識する事が少ないかと思いますが、お彼岸やお盆になると多くの人はお墓にお参りに行っていると思います。

 

馴染みが無いため、お墓参りに行った際の親から教わり何となくとっている行動が、そもそも間違っていないかと気になったことはないでしょうか?

 

今回は、お墓参りの際の持ち物や手順、行く時期や時間など、お墓参りの基本をご紹介させていただきます。



お墓参りに必要な持ち物

お墓参りに必要な持ち物

お墓参りの際に必要な持ち物は以下の通りです。

 

お花

最寄りのお花屋さんで、お墓参りに行く前にお花を用意しましょう。

 

夏の炎天下ではお湯になり、真冬は凍ることもあり、花立て(花筒)の中のは過酷な環境です。そのため、菊などの強いお花が、日持ちがするので望ましいです。

 

棘があり、香りの強いお花は避けましょう。

 

花立てに差す時にお花の茎が切れるように、ハサミがあればなお良いでしょう。

 

また、ゆりの花は特に花粉が墓石(白系色の墓石は特に注意が必要)に付いてシミになる事があるので、供えるのであれば、事前に雄しべ(花粉)を取る事をおすすめします。

 

お線香

仏教の場合は、お墓参りに必ずお線香が必要です。

 

最近では香りの良いものなど様々な商品がありますので、好みのお線香を用意しましょう。

 

ライターなどお線香に火をつける道具

昔はマッチでお線香に火をつける事が多かったと思いますが、風の強い日はなかなか火がつかないため、ターボライター等の火力がある程度強いライターをおすすめします。

 

火傷対策の安全面でいうと、着火点が手から離れているチャッカマンがおすすめです。

 

まれに新聞紙などの紙を燃やして、お線香に火を付ける人がいますが、落ち葉に燃え移ったりなど火災になる可能性がありましので、絶対にやめましょう。

 

 

お供え物

お墓参りには果物やお菓子などのお供え物も必要です。

 

季節に合わせた果物や、故人が生前に好きだったお菓子、お酒(墓石のシミの原因となるので、絶対にかけないでください)などを墓前にお供えしましょう。

 

そして、お参りが終わったらお供え物は持ち帰ります。

 

ご先祖様にお供えした物を持ち帰るなんて何事?と思われるかも知れませんが、そこには理由があります。

 

それは鳥などの動物です。

 

実はカラスや鳩と言った鳥たちが、供えられた食べ物を狙ってやって来て、食い散らかしてしまう被害が跡を絶たないのです。

 

墓石や墓地が汚れるだけではなく、近隣住民の迷惑にもなります。

 

そのため、近年ではその鳥害対策として、寺院や霊園墓地でも、お参り後のお供え物を持ち帰るように注意喚起をするところが多いです。

 

お線香やお花を除くお供え物は、お参り後必ず持ち帰るようにしましょう。

 

 

ロウソク

ロウソクには、灯りを照らして不浄を清め、ご先祖様に対してお参りに来た人の姿が良く見える様になどの意味合いがあると考えられています。

 

ロウソク立てが設置されてない場合は、香炉の上などに立てると良いでしょう。

 

 

お墓掃除の道具

墓石を掃除する際に必要な『雑巾』『バケツ』『ゴミ袋』や、敷地面積が広く雑草が多い場合などは草刈り道具など、必要に応じた道具を用意しましょう。

 

お墓掃除道具セットも販売されていますので、便利に使いましょう。

 

手桶・ひしゃく

墓地によっては、貸し出しているところもありますが、無い場合は用意する必要があります。

 

通常のバケツでも代用できますが、名前や家紋の入った家族専用の手桶を一つ持って事をおすすめします。

 

手桶を購入する場合は、石材店に頼むよりもネット通販の方が間違いなく安いです。

 

 

数珠

仏教の場合は、数珠を持って合唱する事で、仏様と繋がり、功徳を得れると考えられています。

 

現代では、何事も簡素化してきて、お墓参りの際に数珠まで持っていく人少ないと感じますが、本来は必要なものです。

 

お墓参りの際には、できるだけ持っていくように心がけましょう。

 

お墓参りに行く時期

彼岸花はお墓参りの時期に咲く

春・秋のお彼岸や夏のお盆はお墓参りに行くべき時期です。

 

他にも、故人の命日や進学・就職・結婚など人生の節目や特に何もない日に近況報告でお墓参りをしたらご先祖様も喜ぶのではないでしょうか。

 

お彼岸・・春分の日を含めた前後三日間と秋分の日を含めた前後三日間。秋分の日と春分の日は年によって違いますので、毎年確認が必要です。 

 

お彼岸関連記事:お彼岸とは|2020年はいつ?意味と迎え方やお墓参り手順

 

お盆・・8月13日から16日の3日間前後(東京など一部地域では7月)

 

お盆関連記事:新盆の時期と迎え方|初めてでも安心!新盆の準備ガイド

 

命日・・・故人が亡くなった日

 

 

お墓参りに行く時間

お墓参りに行く時間に特に決まりはありません。

 

墓地によっては開いている時間が決まっているので、その間に行く必要があります。

 

午前中にお墓参りに行く人が多いので、お彼岸やお盆は混雑を避けて夕方近い時間に行った方が良い場合もあります。

 

 

お墓参りの服装

お墓参りの服装はどうすればよいか

「葬式や回忌法要は喪服を着る必要があるけど、お墓参りはどうしたら良いの?」

と気になる方もいるかと思います。

 

結論を言いますと、『お墓参りに決められた服装はない』です。

 

しかし、ご先祖様の供養のためにお墓参りに行くわけですから、派手過ぎない事や露出が多すぎない事など、常識的な範囲の服装を心がけましょう。

 

 

お墓参りの7つの手順

お墓参りの7つの手順

お墓参りの仕方は、地域や宗派によって違いがあるかと思いますが、ここでは基本的なお墓参りの手順について説明していきます。

 

① お墓参りに行く前

お墓参りに行く前にお花やお供物を事前に用意しておきましょう。

 

お線香と火を付ける道具は、家に常備しておき、お参り行く際に忘れず持っていきましょう。

 

お盆とお彼岸の時期は、墓地周辺の道路も墓地内も混んでいますので、時間に余裕を持って、安全運転でお墓に向かいましょう。

 

 

② 墓地、霊園に着いたら

まずは挨拶。

 

寺院墓地であれば、寺に挨拶をしてからご本尊(本堂)をお参り、霊園であれば管理事務所に一言ご挨拶をするようにしましょう。

 

共同墓地など管理者が常駐していない墓地の場合は、周りに同じお墓参りに来ている人がいたら挨拶をするようにして、お互いが気持ちの良いお墓参りができるように心がけましょう。

 

③ 墓前で一礼、合掌

目を閉じ手を合わせましょう。先ずは着いたご挨拶の意味合いです。

 

④ 墓石とまわりの掃除

墓石の掃除は、雑巾で水拭きが基本です。

 

竿石から始めて、上から下に向かって拭いて綺麗にしていくと良いです。文字や家紋などの彫刻部分は歯ブラシで磨くと綺麗になります。

 

 広いお墓の場合は、外柵の内側に雑草が生えます。特に夏期は雑草の成長が早いで、草刈りは忘れずにしたいものです。

掃除の時に出たゴミや、お供え物は忘れずに持ち帰るようにしましょう。

 

⑤ お参りの準備

  • 花立てと水鉢に水を入れ替え、お花を飾る。
  • お供え物を中央に飾る。
  • ロウソクがあれば火を付けて立てる。
  • 手桶にきれいな水を入れておく。

 

⑥ お参り

  • お線香に火を付けて、火のついた方を左側にして香炉に入れる。(大量のお線香を香炉に入れると熱で割れてしまう場合があるので注意。)
  • 合掌する。(お参りの基本的な順番は、故人と故人と近しい人から行います)
  • 数珠を左手に持ちながら、ひしゃくで水を墓石にかける。(お酒を墓石にかける方もいらっしゃいますが、墓石のシミや劣化につながるため避けた方が無難)

 

⑦ お参りが終わったら

  • お供え物を下げ、ゴミの後片付け。(お花とお線香はそのまま置いて帰って問題ありません)
  • 家に帰るまでも含めてのお墓参りです。事故の無い様に安全に帰りましょう。

 

 

お墓参りのまとめ

ここまで、『必要な持ち物』『行く時期や時間』『服装』『お参りの手順』など、お墓参りの基本を確認していただけましたでしょうか。

 

墓地の管理者が定めたルールさえ守り、他人に迷惑をかけない限りは、ダメなお墓参りの仕方というものは、基本的に無いと思います。

 

お墓参りは、ご先祖様に対する感謝の気持ちと、家族の絆の大切さを再確認できる貴重な機会です。

 

遠方でない限りは、お盆とお彼岸以外にもお墓参りに行く機会をつくってみてはいかがでしょうか。

 



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