お悔やみの言葉4つのポイントと具体例|同僚にかける言葉と避ける言葉

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お悔やみの言葉に悩んだ時に頼れる内容

長く生きていると、よく見知った人とのお別れも体験することになるものです。

 

また、直接的な付き合いがあった相手ではなくても、「仕事で深い付き合いがあった相手のご家族が亡くなった」「友人のおばあ様が亡くなった」などのような知らせを受けることもあるでしょう。



お悔やみの言葉で重要な4つのポイント

お悔やみの言葉で抑えるべき4つのポイント

相手によってかける言葉や細かい言い回しは異なりますが、かけるべき言葉として押さえておきたいポイントは以下の4点です。

  1. 宗教別のお悔みの言葉
  2. 故人の安寧を祈る言葉
  3. 家族を亡くした知人へのいたわりの言葉
  4. 何か手伝えることはないかを聞く言葉

 

お悔やみの言葉の具体例

お悔やみの言葉をかける相手と、状況、宗派による具体例として、以下のような言い回しが考えられます。

 

同僚(宗教不明)の家族の訃報を知った場合のお悔やみの言葉

「このたびは本当に大変でしたね。旅立ちが穏やかなものでありますよう、お祈りしています。●●さんもご心痛のことと思います。何かお手伝いできることがあれば、何でも相談ください」

 

同僚(仏式)の父親が亡くなった場合のお悔やみの言葉

「このたびはご愁傷様でございます。ご尊父様のご冥福を心からお祈りいたします。●●様もお体をいたわってお過ごしください。また、何かお手伝いできることがあれば、なんなりとお申し付けください」

 

同僚(神式)の母親が亡くなった場合のお悔やみの言葉

「このたびは大変なことでございましたね。ご母堂様の安らかな旅立ちをお祈りしております。また、何かお手伝いできることがあれば、なんなりとお申し付けください」

 

友人(キリスト教)の祖父が亡くなった場合のお悔やみの言葉

「大変だったね。おじいさまの安らかな旅立ちをお祈りしています。いろいろ大変だと思うけれど、心と体をいたわって過ごしてください。手伝えることがあったら何でも言ってね。『話した方が楽だな、話したいな』と思ったら、いつでも電話をしてね」

 

このように、ある程度「言うべき言葉」「抑えておくべき点」は決まっています。

また、ここのなかに、「突然の訃報で驚いております」「お寂しくなりますね」などのような言い方をプラスすることもあります。

 

ちなみに上記で紹介した言い回しは、基本的には「亡くなったという連絡を電話で受けたときの対応」です。

 

実際に通夜や葬儀に参列した場合は、喪主(連絡してくれた人)とあまり長く話し込む時間はないでしょう。

 

その際は、簡単に、「このたびは大変なことでしたね。お力になれることがあったら何でもお申し付けください」「心からお悔やみ申し上げます。お父様の旅立ちが安らかなものであるように、私もお祈り申し上げます」などのように伝えればよいでしょう。

 

また、「ご愁傷様でございます」と一言言って頭を下げるだけでも、気持ちは伝わるものです。

 

葬儀の日程をとりまとめる立場での具体例

同僚のご家族の葬儀の日程を取りまとめる立場にある場合は、お悔やみの言葉に続いて以下の様に詳細を確認しましょう。

 

「大変なときに申し訳ございませんが、いくつかお聞きしておきたいことがございますので、ご回答賜れますでしょうか。お取込みのことと存じますので、落ち着かれましたら、お電話いただければと思います。

  1. お休みはいつまでをご希望されますでしょうか?
  2. お通夜・ご葬儀のお時間と場所がわかればお教えいただければ幸いです。
  3. 仕事上のことではございますが、ご不在中に行うべき仕事などございましたらお教えください。

●●様におかれましても、お体に気をつけてお過ごしください。また、総務部にてお手伝いも行いますので、何かお手伝いできることがございましたら、いつでもご指示くださいませ」
※ただし、家族葬にすると聞いている場合は、2については触れない。また、喪主と故人の間柄がわからない場合は、この点についても確認する。

 

 

お悔やみで避けるべき言葉

お悔やみの言葉で避けるべき言いまわし

相手を思っての言葉であるのならば、多少言い回しがぎこちなかったとしても、相手はきちんとあなたの弔意を受け取ってくれることでしょう。

 

ただ、「言ってはいけない言葉」は抑えておくべきです。

 

1 気心が知れた相手でも、故人の失敗談などは話に盛り込まないように注意

気心が知れた相手であっても、故人の失敗談などを話に盛り込むことは避けるようにしてください。

 

本人の人となりを表すような愉快なエピソードであっても、聞いている人を不愉快にさせることがあります。

 

自分が家族の立場であり、かつ周りに親族しかいないというシチュエーションならばあまり問題はありませんが、それ以外の場面では言わない方がよいでしょう。

 

2 死因を聞かない

死因によってかける言葉が少し変わってくることもありますが(たとえば交通事故などでは特に「この度は突然のことで」などが使われます)、基本的には死因は聞かないようにしてください。

 

また、「死んだ」「生きているとき」などのような直接的な表現も避けるようにします。

 

3 「お悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りします」は宗教によっては避けるべき

「ご冥福をお祈りします」という言葉は仏教の言葉であるため、神式やキリスト教の葬儀では避けます。また、「お悔やみ申し上げます」も神式やキリスト教では避けた方がよいでしょう。

神式の場合故人は霊となって家族を見守ってくれると考えますし、キリスト教では主の御許へ行くと考えるからです。

 

4 重ね言葉も避けるべき

葬儀では、「重ね重ね」「またまた」などのような言い回しは避けるべきだとされています。これは、「不幸が重なること」を意識させるからです。

 

 

まとめ

ここまで述べたように、「言葉」は弔意を示す方法のひとつにすぎません。

 

避けるべき言葉の1や2は問題になることが多いのですが、3や4の言い回しをうっかりしてしまったとしても、大きな問題になることはないでしょう。

 

お悔やみの言葉は、口頭で伝える以外にも『電報』や『メール』で伝える場合もあるかと思います。

 

⇒お悔やみの言葉を電報で伝える方法(弔電)

⇒お悔やみの言葉をメールで伝える方法

 

それぞれのお悔やみの言葉の関連記事をご参照ください。

 

大切なのは、あくまで「故人と、残されたご家族への気持ちを伝える」という考え方なのです。


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